2017年07月12日 10時07分

10万融資宮崎市をご希望なら、団体信用生命保険付保証制度を利用するという方法もあります。
信用保証協会は日本全国に50カ所あり、宮崎県内の中小企業者または組合の信用力をサポートし、必要な資金が金融機関から借入れしやすくなるよう信用保証をしています。

信用保証協会は公的機関ですから、一般の消費者金融や銀行から借り入れをするより安心感があるのではないでしょうか。
信用保証協会法196号が1953年（昭和28）に施行され、これに従って中小企業を運営していくにあたって必要となる資金がスムーズに調達できるよう、信用保証協会が働きかけています。

宮崎県が設けた中小企業融資制度により、多くの中小企業者が信用保証を受けて融資を受けられるようになっています。
これから躍進していく中小企業者の中には、まだ担保力や信用力がとぼしいために金融機関から融資を断られたり、希望額より少ない金額しか審査に通らないということも珍しくありません。
事業資金がないために運営できない法人に対し、信用保証協会が債務保証(補完)を行ってもらうのは最終手段ともいえます。

宮崎市では中小企業融資制度があり、低い金利で借り入れを可能にすることで、安定した経営を確保する取り組みが行われています。
宮崎市が補助しているのは、宮崎県の信用保証協会によって決まっている保証料の中で上限1.25％の範囲内です。

例えば、「小規模企業者特別融資」の場合は、融資される資金の目的は設備資金や運転資金とされるもので、限度額は1,000万円と高額です。
7年まで借り入れをしていられますので、資金計画をしっかり立てれば十分なゆとりがありそうです。

これから心機一転開業したいという方には、「創業支援資金」は限度額が1,500万円、10年以内で、使途はこちらも設備資金や運転資金です。
宮崎銀行や宮崎太陽銀行、宮崎信用金庫が取り扱いをしています。

まだまだ種類はありますが、申し込み条件の一つは宮崎市税をきちんと納付していることです。
滞納をしていると審査に通ることができませんから、なにかの手違いなどで未納になっていないか申し込み前に確認しておくと安心です。
必要となる書類はそれぞれ異なりますから、各資金を扱っている金融機関で確認が必要です。

いずれの資金も年率1％台というものが多いので、一般的な金融機関では考えられないほど優遇されています。
もちろん審査はありますが、それでも民間の金融会社に比べればケタ違いです。

これから開業する方も、すでに事業が軌道に乗ってからも例えば研修の受講料を全額ではありませんがサポートしてもらえるなど、探してみるといろいろな資金が提供されています。
チャレンジしてみたい事業を資金が足りないことが理由であきらめてしまうことがないよう、こうした公的機関について知識を持っておくと、長く事業を運営していく中で役立つのではないでしょうか。