2017年07月12日 10時08分

信用保証協会は10万融資宮崎市の宮崎県を含む全国47都道府県と、岐阜市・名古屋市・川崎市・横浜市の4市に設けられています。
昭和28年の信用保証協会法から中小企業などが事業資金を借りられるようにサポートしていますので、とても長い歴史があります。

信用保証協会の信用保証制度は、主の3者によって成り立っています。
資金の融資を受けたいと希望する事業者、信用保証協会、貸し付けをする金融機関です。
事業者が信用保証協会に信用保証制度を利用したいと申し込みをすると、審査が行われます。
審査に通過すると、信用保証協会は金融機関に保証承諾を行い、金融機関は事業者に融資をするという流れです。

借入れした費用は事業者から金融機関に返済されますが、もしかしたら遅延してしまったり、全く支払いのめどが立たなくなることもあるでしょう。
その場合は融資を受けている事業者に代わって、信用保証協会が金融機関へと代位弁済します。
事業者は遅延している資金を返済する相手が、借り入れをしていた金融機関から代位弁済してもらった信用保証協会へと変わります。

事業者は信用保証制度を利用することに、どのようなメリットがあるのでしょう。
保証付融資と取引をしている貸付業者のプロパー融資の両方を活用することで、借入できる資金を多くすることができます。
保証制度の種類が複数ありますので、運営している事業に最もマッチした制度が選びやすくなっています。

融資を受けていられる期間にゆとりがありますので、せかされることなく事業に没頭できます。
法人の代表者が原則として保証人となりますが、その他に連帯保証人を用意しなくても借入が可能です。
法人ではなく個人事業主の方が信用保証制度を利用する場合は、保証人は不要です。
事業資金の担保は不動産に依存しがちな傾向がありますが、信用保証制度では無担保で借り入れができますので、不動産資産がなくても資金調達ができます。

これだけのメリットがある信用保証制度ですから、資金繰りに困ったときなどの選択肢として、事業運営の大きな力となってくれます。
公的機関ですので、借入先として安心できることも大きな魅力です。

どの保証制度が一番適しているのかわからないなど、判断が難しいことがあれば、全国信用保証協会連合会や提携する金融機関に相談してみてはいかがでしょう。
全国信用保証協会連合会の公式サイトのよくある質問のページを見てみるだけでも、全体像の把握に役立つはずです。
多くのお事業者の方が似たような質問が寄せられているようですので、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。